トレードは、素人もプロも関係なく、相場という同じ土俵の中で戦わないといけない仕事です。
経験があろうがなかろうか、全員同じ相場というステージの中で勝負しています。
自分はまだ数年しか経験がありませんが、何十年も相場を経験しているトレーダも多いと思います。
そんな環境の中で、FXのトレードが上達するには、どのようなステップを踏んでいけばいいか、考えてみました。
1.基礎知識編
まずはトレードをするにあたって、とにかく基礎知識を学ばないといけません。
必要な知識は、大きく以下のような種類だと思います。
①チャートの特徴
何をさておき、チャートを見れるようにならないと話しになりません。
チャートの特性として、値動きのパターン、フォーメーションを覚えましょう。
・ダウ理論
ダウ理論は基礎中の基礎と思いますが、まずはこれを基本にすべきではないかと思います。
相場の大原則は、ダウン理論でできているといっても過言ではないかもしれません。
高値を更新、安値を切り上げ、サインが出るまでトレンドは続く、というチャートの特性を頭に叩き込みます。
そして、それを過去チャートに照らし合わせて、トレンドの時はどのような波形を描いているか、というのを覚えましょう。
・Wトップ、Wボトム
Wトップ、Wボトムは、相場参加者の心理が現れます。
基本的には波の転換の時に現れる形で、この形が出るとトレーダーの心理が動きます。
また、Wトップ、Wボトムは、チャートのいたるところに現れるのと、時間足によっても大きさが異なってきます。
大きさによって、パワーも変わってくるので、値動きに違いが現れます。
・ネックライン、トレンドライン
トレーダーが意識する価格は、誰もが意識され、そこにはラインができます。
多くのトレーダーが底と見るところ、天井と見るところは、やはり心理が大きく動くところですね。
ラインでサポートされるか、もしくは抜いていくか、これによってやはり値動きが変わってくるところです。
②トレードの仕方
これは、FX会社の選定や、注文の出し方、決済の仕方になります。
これを覚えないと当然トレードはできないのですが、まあ自分が一番やりやすい環境を選べばよいと思います。
自分は、基本的にPCで見て、スマホで注文を出しています。
チャートは、やはり大きな画面で見ないとやりにくいのですが、注文自体は、スマホのほうが、手軽でやりやすいですね。
③資金管理
あとは一番重要な資金管理です。
トレードで一番重要な要素といえます。
何しろ、資金がないとトレードができないですからね。
まず、当然ですが、生活に必要な資金を、絶対に持ち込まないこと。
あくまで、なくなっていい、余剰資金の範囲内でやること。
次に、一回に損をしてもいい金額を決めること。
一日に1,000円まで、と決めたら、最悪一か月負け続けても損失は、20,000円です。
一日2,000円なら、マイナス40,000円に抑えられます。
とにかく、損をすることを前提にして、損失額が膨らまずにコントロールすることを第一に考えましょう。
2.ルール策定編
基礎編で慣れてきたら、次は自分なりのルールを作ります。
一度に色んなことをしようとしても無理なので、自分が理解できて、わかりやすいルールを作っていきます。
①時間足
主にどの時間足のチャートをターゲットにトレードしていくのか。
これは、それぞれの生活パターンによるところが大きいかもしれません。
チャートが見れるタイミングはどれくらいあるか、トレードに集中できる時間はどれくらい確保できるか、で変わってくるかと思います。
デイトレードなら、1時間や15分足くらいがよさそうですが、5分足で細かくスキャルピングしていく、という人もいるかもしれません。
その人の性格にもよるかもしれませんね。
②相場環境
トレンドを狙っていくのか、レンジを狙っていくのか、上昇のロング主体でいくのか、下降のショートで行くのか。
慣れてくれば、その時々の環境に応じた戦略を使い分けることができるかもしれませんが、最初は一つに絞ったほうがいいと思います。
一般的にはトレンド相場は値幅が大きく、わかりやすいので、トレードしやすいといわれます。
また、ロングは上昇するのに比較的に時間がかかり、ショートは下がるのが早い傾向にあります。
なんとなく、ロングのほうがトレードしやすい、とか、ショートのほうが結果が早いのでやりやすい、ということもあるかと思います。
ただトレンドはタイミングが少なく、相場の70%はレンジといわれるので、レンジのほうがエントリーできるチャンスは多いかもしれません。
③エントリーとイグジットタイミング
一番悩ましいところですが、エントリーとイグジットのルールを決めることは重要です。
どうなったらエントリーするか、どうなったらイグジットするか、厳格にルールを決めて守ることです。
これができないと、絶対に負け続けます。
Wトップができるのを待ち、ネックラインを下抜けで、戻りが入ったところから売る。
イグジットについては、利確と損切りの2つのパターンを決めておきます。
直近の高値を超えてきたら損切り、下がってサポートラインに到達したら利確、という感じですね。
その場その場でエントリーしてしまうと、値動きに振り回され、感情的なトレードになってしまいます。
3.メンタル編
最後はメンタルです。
自分は今ここです。
これが一番厄介で、なかなか克服できず、心が折れていく人も多いのではないかと思います。
「常に冷静であること」
これがわかっていてもなかなかできないのです。
ある程度ルールもでき、コツもわかってきたのでエントリーしたら、逆行して損切り。
この負けトレードで、自分でも知らず知らずのうちに熱くなってしまい、感情的なトレードになってしまう。
冷静にやっているつもりが、さっきの負けを取り返そうとして、リベンジトレードをしてしまう。
値動きを追いかける追っかけエントリをしたり、ブレイクでの抜け期待のエントリをしたり。
それで心が折れてあきらめたところに、もともと考えていた方向へ伸びてしまう。。
メンタルを鍛えるのは、ゴールのない永遠の課題かもしれませんが、必ず成長できると信じています。
自分もまだまだですが、頑張っていきたいと思います。
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