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2019年3月23日土曜日

ファンダで動いてテクニカルで止まる(チャート分析)


2019/03/18-03/22のチャート分析です。




ドル円15分足チャート




今週は、FOMCで動き始め、2月の上昇を全戻しした結果となりました。
相場は、ファンダメンタルで動き出し、テクニカルで止まる、という言葉がありますが、まさにそのような展開となりました。

週の前半は、ほぼ動きがなく、レンジ幅も狭いので、トレードしづらい状況でしたね。
無理にエントリして何とか取ろうかと思いましたが、うまくいきませんでした。
こういう環境では、無理せずにとにかく様子見しておくのがよさそうです。

FOMCは、事前予想もありましたが、大方の予想通り下がっていきました。
そこからは、基本的に売り目線ですね。
ただ、どこまで下降トレンドになるか、わからないので、止まって支えられるところ、戻り売りが入ってきそうなところ、をよく見極めてタイミングをとる必要があります。
一旦支えられた後、再度、戻り売りが入っていきました。

3/18(月)

先週は、下からの強い上昇のあと、トリプルトップを作って、その中間あたりで終わりました。
それまでの流れが、上昇トレンドだったので、基本的には買い目線でした。
ですが、先週の高値圏のネックラインをなかなか超えることができず、買いが入ってくる勢いはないようです。
結局、ネックラインを超えることができず、高値が止められます。
ニューヨーク時間になって、高値超えないので、買いのあきらめが入ったようで、それまでの上昇のラインを切って下がります。
ただ、そのまま下に抜けていくような感じはしないので、止まったらすぐに逃げたほうがいいですね。

3/19(火)

前日は、結局上を抜くことができず、下にブレイクしてしまいました。
これで、高値を超えようという勢いが少し弱くなったようです。
買い目線から売り目線に変えるトレーダーも出てくると思いますが、下がったら、押し目買いをしよう、というトレーダーもまだまだいるでしょう。
朝方、三角持ち合いっぽいラインを下に抜いて、下がります。
ですが、3/14の上昇起点である、111.200あたりで反発してしまいました。
まだ押し目買いを狙っているトレーダーは多く、この上昇起点である111.200を防衛ラインとして買いが入ってきます。
2回目の底を試し、Wボトム完成、Wボトムのネックライン付近から売りが入りますが、これがヒゲになって失敗。
このヒゲをサインに、上昇します。

3/20(水)

この日はFOMCの日です。
朝方、上昇しましたが、そのトレンドが続くことはなく、様子見相場となります。
この上昇が、先週の高値圏を抜けなかったこと、深夜にFOMCが待っていることから、方向感はなく、じりじりと下がっていきます。
深夜になって、FOMCで大幅下落しました。
夜中の3時なので、なかなかこの時間にトレードをするのは大変ですが、このように大幅に下落した時は、思い切って飛び込むしかないですね。

3/21(木)

この日は、前日の大下落を基準として、上がったら戻り売りを狙います。
戻り幅によっては、支えられて戻るところを、ロングできるかもしれません。
下落のあと、大きく戻ることはなく、そのままもみ合って、三角持ち合いのような形になります。
午前中に、その持合いを下にブレイク。
ブレイクでは乗り損ねましたが、戻りが安値のヒゲを超えないのを見てショート。
2月に何回か支えられている110.400付近まで下がりますが、反発。
この110.400はなかなか強いようで、このプライスがサポートになるかもしれません。
110.400の反発がV字となり、戻り高値を超えて、再度さがりますが、抜けず。
トリプルボトムの形となって、切り下げラインを超えてきたので、ロング。
111.000は、誰もが意識するプライスで、戻り売りが入ってくる可能性が高いラインですね。

3/22(金)

下落からの戻りが、111.000付近まで到達しました。
ここまで上がると、戻り売りが入ってくる可能性が非常に高いところです。
午前中は、あまり動きがありませんでしたが、夕方の欧州時間になって、ついに下にブレイクしました。
初動のブレイクから乗りたかったところですが、ちょっとここは逃してしまったので、ローソクが全然高値超えないのを見て、途中からショートしました。
110.400で支えられるかどうか、注目して見ていましたが、やはり売りの勢いは強く、下に抜けていきました。
前日にサポートされたラインですが、ここからの反発で111を戻すことはなかったので、再度110.400から買って支えようというトレーダーは少ないんでしょう。
夜の指標でも結果はよくなかったので、再度下がっていきました。
もしかしたら、110.000でサポートされるかと思いましたが、反発はありませんでした。
もみ合ってますが、反発してあげようとするも、高値を超えられず、どんどん下がっていきました。

今週は結局、FOMC以降の3日間で、2月の上昇をすべて戻した形になっています。
110.000付近でもみ合い、持ち合った形で終わりましたが、来週は、このまま下落が継続するか、レンジになるか、はたまた上昇に転換するか、ローソクの動きをよく見ていきましょう。


ポンドドル15分チャート



今週のポンドドルは、1.33000、1.32500などのラウンドナンバー基準で動いているような雰囲気があったので、それを目印にしてみました。

3/18(月)

この日は方向感があまりわからず、様子見していました。
1.33000でレジスタンスされているような動きをしていますね。
ただ、先週は大きな陽線があり、下ヒゲで何回も反発しているので、もう一つ自信が持てず、スルーしました。

3/19(火)

朝から少しずつ上昇していましたが、夜になって、1.33000で反発しました。
上にブレイクするのかと思いましたが、長めの上ヒゲを出してレジスタンスされました。
このヒゲが出たことを確認し、追随で上がらないのを見て、上からショート。

3/20(水)

1.32500-1.33000のWトップとなりました。
夕方にかけて、このネックラインを下に抜いていきます。
1.32000手前で止められて戻りが入りますが、ネックラインである1.32500でヒゲを出して反発。
このヒゲが出て、さらに少し持ち合ってもみ合いを下抜けしたところでショート。

3/21(木)

前日にネックライン、また1.32000を下に抜いてきているので、流れは少し売り方向でしょうか。
安値を切り上げて戻りが入ります。
ですが、また1.32500でレジスタンスされ、これ以上は上がらないと見たトレーダーが、切り上げラインを切って、売り投げしたようです。
これはちょっとタイミングが取れず、ショートできませんでした。
その後、夜になって、1.31500で止まって戻しが入りかけましたが、高値が伸びず、切り上げラインを切って下にブレイク。
その後も、さらに戻りが入りましたが、やはり戻り高値を超えることができず、さらに下落。

3/22(金)

前日の下落から、だいぶ戻しが入りました。
1.31500到達で、いったん下に下がりますが、一時的な下落だったようで、1.31000で反発して戻ります。
結果的には、右肩上がりのWボトムとなりました。
戻りの勢いがついた感じなので、切り下げラインを超えたところでロング。
1.32000付近でもみ合う形でおわりました。

ラストの戻り高値を超えていないので、まだ下ブレイクは生きているようですが、予想外の動きをするのがポンドなので、週明けの動きをよく見ていきたいと思います。

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